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プレゼント 彼はなぜ彼女にこんなにプレゼントしたんだろう?気を惹くためじゃなくて自分の趣味を押しつけるためだったのかな?対照的に何て彼女はけなげなんだろう。彼のために別れをプレゼントするなんて!物で人の本当の心は惹けない。その裏に心があってこそ伝わるもの。好きな人に贈り物をするときは心をこめないと!そういう意味では彼女は彼のことを思いやった最高のプレゼントをしたといえるのかも。恋は盲目だからその時は気づかないのが現実なんだよなあ、実際。 CHU−CHU−CHU 別れのときって楽しかった頃を思い出してとめどなく涙が溢れてくることがある。忘れられない人であれば一層その思いは強くなる。でも仕方ないんだよな。全ては自分で決めたこと。転勤も最終的には本人が決めることだから。断る(辞める)っていう選択もあるわけだし。振り返りたい気持を押し殺し、弱いけど自分の決意を確かめながら、強い自分でありたいと願い、ただ前に進むしかなかった。その時は別れと出会いを繰り返し、人は強くなれると信じていたから。 一人きりのクリスマス 淋しいタイトルだけど去年はそうだったからな。みんなが幸せで自分がそうでないと普段何でもないことが強調されてしまう。自分だけがひとりのように思えてくる。弱くなると楽しかった過去を振り返ってしまうのは人間の悪い癖だよな。寒かったけどイルミネーションと夜空を見上げ食事をしてプレゼントを交換して来年もまたこのままでいられたらと願ったあの夜が・・・なんてね。あの日ばかりは待ち合わせの場所に走っていったけな。今年こそは忘れられないクリスマスが来ますように! 相合傘 子供の頃、相合傘という響きはどこか幼く気恥ずかしさを覚えた。でも、今わかることは相合傘で歩くと言葉も交わさないのに何となく心が通じ合えるってこと。彼は彼女が濡れないよう傘を傾け、彼女は彼が濡れないよう彼に寄り添う。このままずっと雨が降り続いてもいいかなって思える瞬間だった。傘は2つあるけど今の二人には1つでいい。今度二人でさす傘買おうかって彼女が言った。大き過ぎず小さ過ぎず二人ずっと寄り添っていられるような世界でたったひとつの傘! Don’t let me down 別れは突然やってくる。その時、きっと誰もが出会った頃のことを楽しかったと振り返るだろう。でも、もうあの頃の二人じゃない。時の流れが心までも引き裂いた。あの頃は夕暮れに光る海に波の音だけが聞こえていた。だけど、今は夏だというのに冷たい雷が暗い空に光り心にも雨を降らせる。もしも叶うことなら戻りたい。デートだっつーのにレポート教えてって頼まれて一緒に考えたり、それはそれで結構楽しかった。目を閉じてみる・・・でも、やっぱり時計の針は動きつづけていた。 アニー 初恋は小学生6年の頃だった。自分が4組でその女の子は1組だから隣の隣の隣だった。一目惚れで見かけるだけでドキドキした。今考えると不思議だけど、友達と一緒にその子の家に卒業式の前日にプレゼントを持って告白に行った。結局プレゼントを渡しただけで好きの一言も言えずじまい。だって、その子が好きなのは自分と同じクラスの自分の親友だったから・・・。ホント、あとのことを何も考えていない所はアホっちゅーか純粋だったんだなあって今だから笑える。 市営プール 実家の周りも今ではアパートができすっかり住宅街となってしまったが、幼い頃は田んぼに囲まれ、近くのドブ川にはアメリカザリガニ(通称まっか)やフナがいた。市営プールじゃないけど小学校低学年の頃は通ってる小学校ができたばかりでプールがなく隣町の小学校まで泳ぎに行ってた。それはちょっとした冒険だった。あの頃は野球が好きで真っ黒になって練習してた。練習が終ると水道めがけて走ってた。中学に入って陸上を始めた。夏の練習は辛かったけど仲間がいた。同じような悩みを抱え、喋ってるだけであっという間に時間は過ぎていった。今、あの頃の仲間はどうしているだろう。就職決まってから同窓会やってないよなあ。 トレイン トレイン 都会東京に出たのは大学に入ってから。東京ってみんなお互い無関心だって言うけど、本来は地方出身者のほうが多いのになぜだろう。みんなごまかしてる。お互い尊重しようという遠慮がいつしか無関心となり、それが東京のルールみたいになってしまった。一人暮しって時々孤独に押しつぶされそうになることがある。飲み会やコンパでその孤独を紛らしてる人って多かったんじゃないかなあ。だから、そのことをあまり覚えてないし、まして自分が変ったなんて気づくはずないよね。 BABY BABY 恋愛を語る程自分自身そんなに深くないけど、恋愛って思い込んだら・・・って所あると思う。最初はお互い知らない分心の駆け引きみたいのがあって面白い。話したいとか会いたいとか思う単純な気持が続けばそれだけでそれ以上深く考えても仕方ないような気がする。そして、その気持が消え失せた時全て終わる。お互い辛くなった時彼女が「もう終わりにしよ」って言ってくれた。不意を突かれたけどそれが本当の優しさなんだって気づいた。言えなかった僕は偽善者だった。 SINKY−YORK 片思いの時って授業中も好きな子のことで頭がいっぱいだった。高校生って半分大人、半分子供って所あるから恋愛も両方の性格がある。特に同い年だとどう考えても彼女の方が大人びている。本当は引っ張ってあげたいんだけど空回りしちゃって、大人を気取れば気取る程ドラマや映画の真似事になってしまう。でも、本当の気持をただ単純に伝えればよかったのかもしれないなって今では思える。告白しないで後悔するより、ダメでも気持伝えたいって考えるほうかな。 恋は突然 あの子の名前なんちゅーたかなあ?なんか一緒にいると落ち着くねん。目がまん丸でかわいい感じやし。でもな、あんま会われへんねん。家遠いねん。今度、車でドライブでも行きたいなあ。神戸の夜景って噂には聞いとるけど実際見たことないねん。まあ、会えるんやったらどこでもええんやけど。今年の夏はいっぱい想い出つくるでぇ。去年は転勤や引越しやでバタバタしとってあんまいい想い出ないねん。あん時はゆずの「夏色」がよう流れとってんなあ。 夏の終わり けんかできる関係って憧れる。お互い意地張って仲直りできないと気まずいだろうけど、ゴメンって素直に謝ったら今まで以上に心が通じ合えるような気がする。夏の終わりって少し切ない感じだね。楽しい想い出をいっぱいつくったからずっとこのままでいたいって思う。この夕焼けも波の音もほてった気持もきっと忘れない。そして秋、冬、春・・・と季節を好きな人と一緒に感じられたら、ずっと笑顔でいられる。今までいろいろあったけど君に出会うための過程に過ぎなかったんだって。 夏祭り 夏祭りといったら打ち上げ花火。よく行ったのは隅田川の花火大会。めちゃくちゃ混んでるんだけど、空を見上げているもんだからそこはもう二人だけの世界。それに少し路地に入ると、さっきの喧騒は嘘のように静かになる。別れるのがお互いなごり惜しくてビルの谷間の駐車場に座りこんでずっと話してたっけかなあ。いろんなこと話したけれどそのときは好きだってことが言えなかった。彼女と一緒に歩く帰り道は夜風が心地よく吹いていたからか、それほど暑くは感じなかった。 お月さん 月を眺めていると心が落ち着く。東京にいたときは多摩川の河原をよく走っていた。静かな夜は自分の息遣いしか聞こえないから、夜空の月も星も貸し切りだ。夜の公園っていろんな人間ドラマがあっておもしろい。幸せそうなカップル、ひとり物思いに耽る人、ゆくあてのない人・・・。月明かりはその人たちを優しく照らす。月の光って不思議な力がある。遠く離れても同じ夜空に同じ月と星、だから淋しくないって頑張ってきた。自分の弱さに負けたくない、強い自分を信じたいって。 夕暮れ 小学校の夏休みに蒔いた朝顔はまだ毎年花を咲かせているらしい。随分昔のことのように思える。夏休みは近くの空き地で暗くなるまで野球をして遊んでた。でも、徐々にその空き地も少なくなっていった。クワガタを採りによく森にも出かけた。スズメバチが恐くてあまり奥までは行けなかったけど・・・。あの森はもうない。あの頃、野球選手が夢だった。今の夢ってなんだろう。いつのまにか見失ってしまった。一番星、二番星・・・って数えてた頃は時間なんて気にならなかったよな。 黄金の夜明け 接客業のバイトは大学時代にやったうどん屋ぐらいかな。いらっしゃいませ、ありがとうございましたって愛想笑い売ってたのかなあ。うどん茹でてサラダ盛り付けて皿洗いして・・・でも店長がいい人だったから楽しかった。あの頃は中型2輪の免許とってバイクに乗りたくてお金貯まるまでいろいろバイトしたなあ。店舗の引越、アンケート、試験監督、家庭教師・・・そして郵便局は3年間続けた。おかげで学費も自分で払えたし。あの頃のバイト仲間とは今でも連絡をとっている。そういえば、あの時教えた中3の子は今でもギターを続けているのかな。甘えん坊だった小5の子は一人前になったのかなあ。元気でいてくれればいいんだけど。 おじいちゃん 実はおじいちゃんには会ったことない。自分が生まれた時に既に2人共亡くなっていたから・・・。でも、1度だけその存在を鮮明に感じ助けてもらったことがある。大学1年の夏、ボランティア活動をしてた時のこと。心身共に疲れきりそれに追い討ちをかけるように夕立にあい身体が冷えきって、自暴自棄になりかけた瞬間背後から包み込むような温かい光を感じた。「大丈夫だよ、いつも見守ってるから・・・」どこからかそう聞こえたような気がした。とめどなく涙が溢れた。きっと、その瞬間が自分の人生の最大の危機だったのだろう。だから時空を超えて来てくれたんだ。「おじいちゃんの孫に生まれて本当によかった、でも会いたかったなあ・・・」 GOOD LUCK 小さい頃家出なんてする勇気なかったけど何度かしようと思ったことはあったな。今、異郷で暮らしていて両親や兄・姉に対して思うことは会う度に自分自身が人間的に大きくなっていたいってこと。それが何よりの親孝行のような気がする。ほとんど実家に帰ることないけど、それは帰りたくないからではなく、次に会う時は前回より人間的に成長してたいという決意があるから・・・。次はいつ帰れるのだろう?でも、故郷への未練はもうないからどこででもきっと暮らしていけるはず。 駅 別れの時って「考え直して」と言っても「決めたことだから」と言う押し問答になることがある。男って何か決心した時「男に二言はないんだ」みたいに考えてしまう。見知らぬ街に行く不安と見慣れた街と別れる淋しさも大きかったけど、それより何よりも親しい人との別れは僕の心を想像以上にからっぽにした。でも、その辛さを乗り越えられたからこそ今の僕がいるわけで・・・。その分、物事を前向きに考えられるし、人に対しても優しくなれるし・・・今思えば、これでよかったのかなって。 PLEASE DON’T CRY 仲のいい友達だった女の子を好きになってしまった・・・そんな時、告白してダメだったら「忘れて」なんて言っても、もう今までの関係ではいられない。ずっと友達でいられたらその子を悩ませることもなかったのに。だから、他の誰かに恋ができるまで会わないと誓った。友達だったあの頃のように、また一緒に笑ってみたいから。ジャングルスマイルの「片思い」の世界だ。でも、恋愛感情さえ持たなければ男女の友情って存在する。普通に悩みを相談したり、愚痴を言い合ったりできるし。 Good Night 月明かりに照らされ、どこまでも続く小道(=Moonlit lane)。聞こえてくるのは静かな波の音だけ、そして心地よい潮風。この夏はそんな想い出を残したい。人事異動のシーズン!今年は無事に転勤もなく夏を思う存分楽しめそうだ。あまり難しいことは考えず素直に行こう!東京を離れて1年が経とうとしている・・・いい加減気持の整理がついてもイイ頃だろって自問自答してみる。この1年間を笑って振り返ることができるから自分も強くなれたのかもしれないなって思える。 サヨナラ お互いのことを思ってサヨナラを選んだ・・・ちょうど梅雨明け間近の夏だった。追いかけたい気持を抑え、手を振るだけで精一杯だった。お互いを大切に思うほどなぜか大事なことが言えなくなってた。子供のように2人はしゃいだあの夏。あまりにも近くにいてあまりにも自然な存在だったから友達以上じゃなかったのにね。あの日から君は僕の中にもう映らない存在に変わった。でも、全部君と僕で決めたことだからそれでいいと思う。うまくはいかなかったけど後悔してないよね。 かなしいな 一人暮しのあの部屋も時には心がからっぽになって広く感じたこともある。彼女の部屋に比べたら全然オシャレじゃなかったし・・・。今思えば、あの部屋に二人でいたのが不思議だ。そういえば手作りのサンドイッチおいしかったな。でも、あの頃の君に僕はどう映っていたのだろう。もしかしたらただの仲のイイ友達だったのかもね。今はそれでよかったような気もする。そういうのもありかなって。あれから2年経つんだよなあ。あの頃の2つの部屋は爽やかな想い出として記憶されている。 浜昼顔 心地よい潮風に浜昼顔が揺れ、まるで微笑んでいるみたいだ。子供たちは楽しそうに波と戯れている。波は繰り返し打ち寄せるけど同じ波は二度と来ない。君と出会ったこの夏の一瞬一瞬を想い出として焼きつけたい。君の笑顔も泣き顔も怒った顔も僕にとっては大切な宝物だから。砂浜に「スキ」って書いたり、夜空の星をボーっと眺めたり、いつまでも語り合ったり・・・。幸せってほんの少し手を伸ばせば届くものだったぁ。 ※浜昼顔は夏、海岸の砂地に生える花。 クローバー 幼い頃、家の近くの新幹線の高架橋を越えるとそこには見渡す限り草原が広がってた。そこで四つ葉のクローバーを見つけたことがある。だけど、その時自分はどんな願いをかけたか全く覚えてない。草原のベッドに寝そべって大空を見上げ、ただボーっとすることが今じゃ最高の贅沢に思える。そうしてると、何て自分はちっぽけなんだって気づかされる。またあの頃のように夢のような未来を無邪気に語り合いたい。そしてその未来を信じ続け現実にしたい。誰を好きになっても。 サツキマスの唄 生まれ育った故郷とは別に、暮らした街にもそれなりの思い入れがある。走リ続けても終ることのなかった「多摩川」、時間を忘れた音楽と古本の街「神保町」、雑多だがいつも受けいれてくれた街「新宿」。心のどこかでいつかまた訪れたいと思ってる。決して忘れることのできない、そんな街とこれからも出会えるだろうか。金目川、多摩川、そして大和川・・・自分の心に残る川。辛いことがあってもその川の優しい流れを思い出せば、いつだって心の中もきっと洗い流せるだろう。 10月のベレット 秋ってどこか淋しいのはなぜだろう。自然の草花が紅葉し枯れていくように僕らのあの頃の気持もいつしか変わってしまった。記憶は過ぎ行く時間と共に薄れあの頃の君のことさえ思い出せないんだ。だからなおさら君といるのが辛い。君が最近淋しいのだってわかってる。だけどどうしていいのかわからない。僕に何ができるっていうんだ。こうやって僕は現実から逃げてきたのかもしれない。ごめんな、もう戻ることはできないんだ。これが最後のサヨナラだね、わかってたよ・・・。 CALL ME ♪会えない時間が愛育てるのさ♪って唄あったけど。遠距離恋愛ならまだしも会えないと心が離れてくことあるし、会ってばかりだとイヤな所ばかり見えてきたり。ぅんー難しい!でも会えるまで頑張れるってのはあるかな。今は辛いけど彼女と会えば楽しいし安心できるし。そういう意味じゃ日曜の夜ってホント淋しくなる。また休みでもない限り1週間会えない訳だから。それを解決するのが結婚なんだろうけどネ。そういえば同期の結婚が増えてきたなあ。俺はいつするんだろ? 月夜の散歩道 季節はもう秋。いつのまにか夜風も冷たくなった。次いつ会えるかなんてわからないから約束はしない。会いたい時に会えばイイ・・・そんな自然体でいたい。言葉を交わさなくても何となく心が通じ合うようになったって最近感じる。冬になっても一緒に寄り添っていれば寒くないねって言った彼女がかわいく思えた。街中のイルミネーションや音楽が日毎にクリスマスの雰囲気を感じさせてくれる。今年のクリスマスは俺もサンタクロースか・・・。 ♪恋人はサンタクロース♪ 素敵なWhiteXmas クリスマスってやっぱ年に1度の特別な日!だから大切な人と過ごしたい。ずっと一緒にいたい、愛してるって本気で言える。ふたりでいれば心から温かくなる。一緒に行った小樽で買ったアロマのキャンドルに火を灯す。その光りでふたりの笑顔が赤く照らされる。今年1番のニュースはきっとふたりが出逢ったことだね。お互い言葉なんてなくても気持わかるから。これからもふたりの思い出をいっぱい作ろう。楽しい時も辛い時もその喜びと痛みを分かち合えるふたりだからさ。 帰っておいで 3月初めに東京で同期の結婚式があり1年ぶりに実家へ帰る。それで両親と話す機会があり近況報告をした。以前書いたが私はいつも思っていることがある。それは両親や兄・姉に「次に会う時は前回より人間的に成長していたい」ということだ。今年5月で28歳、年相応の人間かどうかはわからないけど、以前より人間的に少しだけ大きくなれたような気がする。だからやっと帰る決心もついた。3月終わりにも訳あって帰るけど、両親は変わった自分にきっと気づくだろう。 やけっぱちのドンチャラミー 小学生の頃、バレンタインデーとホワイトデーは大イベントだった。子供ながらも貰った数で一喜一憂したものだった。自分は毎年1つしか貰わなかった。だけど、くれたのはずっと同じ女子だった。低学年の頃1度同じクラスになったきりであとは別のクラスだったのに。今思えば何て一途な女の子だろう。元気でいるのかな。ホワイトデーはお返しをなぜか男子で集まって順番に届けて周ったのを憶えている。モテル奴には何件も付き合わされることになる。これって競争社会の始まり? マリアン 落ち込んでもう何もやる気が起こらないとき、あなたを慰めてくれたのは誰でしたか?友達、恋人、兄弟、親・・・誰であってもピンチを救ってくれた大切な人。いつも近くにいてそのありがたみにはなかなか気づかないけど、たまには考えてみよう。その人の前ではきっと素直になれるはず。心から笑い、心から泣ける。だけどその人がピンチのとき、あなたは何ができる?僕はずっとそばにいてあげることしかできない。もう泣かないで!君の笑顔で僕は幸せになれるんだよ。 Every Xmas With You ふと気づくと君がいることが当たり前になって、その心地よい温かさにずっと支えられ今までやってこれた。これからずっと一緒に生きていこうってふたりで決めたから、楽しいことはもちろん辛いことも分かち合い、人生という長いようで短い道のりをゆっくり歩んでいこう。僕らは今新たなスタートラインに立った。でも競争じゃない。焦らずマイペースでいい。時にはケンカもするのかな。でも大丈夫よ、ふたりなら。そして、僕は最期に人生を振り返ったとき「君と一緒でよかった」って笑うんだ。 青いカナリア 青い鳥は幸せの象徴。だけど幸せなときってその存在にはなかなか気付かない。気付いたときは飛び立った直後でもう手が届かないってことが不幸の始まり?今僕の近くではきっと青い鳥が飛んでいるのだろう。だからその青い鳥が飛び立ってしまわぬよう大切に育てていきたい。今なら小さな幸せでも大きく感じられる。ちょっとした苦労なんて笑って話せる未来がきっと来る。誰かを幸せにする幸せもある。新しい命が誕生する喜びも素晴らしい!青い鳥は誰にでもきっといる。 雨上がり 雨上がりの空気はどこか澄んでいる。雲の切れ間から覗いた夕焼けに明日は晴れると予感する。放課後、好きだったあの子と教室で偶然一緒になる。「何してんの?」と話しかける。委員会で遅くなったらしい。沈黙の時がしばらく流れ、二人の横顔が茜色に染まる。「俺、部活あるから」と教室を出てしまう。最初で最後のチャンスはこうして終わった。自分の気持に素直になれなかったあの頃はまだ子供だったのか。ありふれた三年間はあっという間に過ぎたけれど、今はそれでよかったのかもしれないって思う。何故って・・・かけがえのない仲間と出会えたから。 こいのぼり いつも一緒だったから別れが来るなんて想いもしなかった。突然の悲しみをあざ笑うかのような空。失われていく想い出を必死にかき集めようと彷徨い歩いた。僕は弱虫で君の優しさに甘えていた。君はズルイ女なんかじゃないと思う。二人の優しさにギャップがあったのかな。君の優しさが真実で僕のはわがままだった。あの頃のことも今は笑って話せる。僕は元気で、仕事の都合で関西にいる。君はまだ東京で頑張ってるんだね。よく待ち合わせしたあの店はまだ残ってるかな。 黄昏 こんなにそばにいるのに・・・ふたりとも黙り込んでしまう。僕は振り向くのが恐かった。僕か君かどちらかが言わなくてはならない一言を言うのが、聞くのが恐かった。あの頃は何でもできる気がした。話したいことが次から次へ溢れ出た。時間が過ぎるのを忘れて長電話した。今さら立ち止まることも、後戻りすることもできない。セピア色に残る僕の記憶は時間が止まったようにもう前へ進むことはないだろう。秋の夕日が滲んで見える。あんな淡い夢を描いてた・・・あれはいつの日だろう。 コスモス 夏が終わり朝晩冷え込むこの季節よく風邪をひく。昔一人暮らしをしてた頃、風邪をひいて寝込んだとき彼女が見舞いに来てくれた。元気になるようにって果物を持って。そのときのことはあまり覚えてないけど、彼女の顔が高熱のせいか嬉し涙のせいか霞んで見えたのだけは忘れられない。彼女が帰ってから思った、早く元気になって彼女に会いに行こう、彼女の好きなケーキを土産に!でもその思いは叶うことなく冬を迎え、ふたりの思いは離れていった。形だけの冷めたクリスマスを過ごし、サヨナラから新年を迎えた。 晴 人生の転機を迎え、過去を振り返った。ここまでいろいろ遠回りをした、だけど自分の選んだ道を進んできた結果だから・・・後悔しない、これからもずっと笑って歩いて行きたい。今は先が見えない曇りだけど、きっと明日は晴だって信じてる。明日がダメなら明後日、明後日がダメなら明々後日・・・。失敗しても諦めない、いつかきっと成功できる。あの日見つけた一番光る星に自分もなれるんだって・・・。夢は思い続ければ叶うって本当だと思う。今までもそうやって夢を叶えてきたから。 |
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